段階的にアドリブを弾けるようにする!その3

こんにちは。

今回は「段階的にアドリブを弾けるようにする!その3」になります。
「段階的にアドリブを弾けるようにする!その2」はこちら

「段階的にアドリブを弾けるようにする!その1」はこちら

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今回は「ツーファイブのフレーズを使う」という内容です。

ツーファイブというのはダイアトニックコードでの2番目と5番目のコードを表しています。keyCの場合、Ⅱm7としてDm7、Ⅴ7としてG7となります。

前回までkeyE♭で解説していましたので、この場合のツーファイブはFm7とB♭7になります。(伴奏はFm7→Fmでやっています)

このツーファイブというのはポピュラー音楽において頻繁に出てくるコード進行です。特にスタンダードジャズの場合「ツーファイブが無い曲は無い!」(笑)
ですからツーファイブは慣れておく必要があります。

Ⅱm7で使うスケールはドリアンスケールと言います。またⅤ7で使うスケールはミクソリディアンスケールと言います。これらのスケールはそのkeyのメジャースケールと主発音が違うだけで同じになります。(図1参照)

89楽譜
2-5新

練習方法

1、伴奏を作ります。(keyE♭)

(1) |E♭ |E♭ |Cm|Cm|
|Fm|Fm|B♭7|B♭7|

(2) |E♭ |Cm|Fm|B♭7|

この2パターンの伴奏パターンを作成します。

2、まず(1)パターンの伴奏を使って練習します。コード進行の後半|Fm|Fm|B♭7|B♭7|の場所で図3のスケールを弾きます。結果的にFドリアンスケールを弾く感じになるのですが中身はE♭のメジャースケールと同じです。しかしこのポジションで弾く事に意味があります。その時、図2のFmのコードを意識して弾きます。フレーズ的にはなるべくコードの音を通るようにします。
ちなみにB♭7は本来B♭ミクソリディアンスケールを使用するのですが、今のところ無視してFドリアンスケールで弾ききって下さい。

慣れてきたら(2)のコードパターンで練習します。この時も3.4小節目(Fm|B♭7)では図3のスケールを使うようにします。

3、次にフレーズを入れる練習をします。5つのフレーズを練習します。
フレーズは|Fm|B♭7|の2小節で作っています。ですから(1)のパターンの場合は7.8小節目(B♭7|B♭7)をFm|B♭7と仮定し、そこにフレーズを入れます。
(2)パターンでは3.4小節目にフレーズを入れます。

まとめ

ツーファイブフレーズが入るようになるとアドリブのクオリティがグンと上がります!
あとは伴奏を使って練習です!
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