ウクレレ、コードの音をクリアに!

こんにちは。
ウクレレという楽器は歌の伴奏や一人でソロを弾いたり、マイクを付ければバンドなどでアドリブなども弾くことができる比較的万能な楽器です。でも基本的には伴奏楽器です。伴奏というからにはコードをしっかり押さえ、きれいに鳴らし、かつ次のコードとの間にすき間があかないようにする事が大事です。今回はコードについて解説します。
生徒さんの中には「しっかりと押さえているけどコードの音がよく出ない!」という方が多いです。では「なぜ音が出ていないか?」これを考えていきます。

まずは原因です。4本の弦すべて音が出ていないということは、まずありえません。たいてい押さえいるコードの1本か2本の弦の音が出ない場合が多いものです。これは大きく3つの原因が考えられると思います。実際は複合的な場合が多いです。

1つは「他の弦に指が触れていて音が出ない」2つ目は「指の力不足で弦をしっかりと押さえていない」3つ目は「そもそもコードを作れていない」

1つ目の「指が他の弦に触れている」は指の角度に問題があります。弦を指先ではなく指の腹で押さえる癖があると、どうしても角度が甘くなり他の弦に触れやすいです。なるべく指板に対して垂直に押さえるイメージです。またコードを押さえる時、左人差し指の根元と指板下部が空きすぎていると角度が甘くなる原因になります。

2つ目の「指の力不足」は初心者の場合ある程度仕方がないところがあります。実際、慣れれば「力で押さえる」という意識はほとんど無くなるのですが、最初のころは「ある程度の指の筋力」が必要なのは確かです。こればかりは練習です。(笑)

3つ目の「コードが作れていない」はとてもよくあります。コードを押さえるというのは「指がそのコードを記憶している」ということです。ですから指板上であわててコードを作り押さえるわけでは無く、指板にコードを置くイメージです。ようするに「押さえる前に空中でそのコードの形が出来上がっている」と言う事なのです。ですから練習方法としては、「覚えたいコードをまず作りそれを5cm位空中に上げます、そしてもとの位置に戻します」(動画参照)やってみるとわかりますが、指の筋肉が覚えていないコードの場合、空中に上げて戻す時、かならず形がくずれてしまいます。とても地味な練習ですが効果抜群です。しかも自分で「そのコードがマスターできているか?」の判断材料になります。
ウクレレの基本はやはり「コード」です。頑張りましょう!

「やっぱり難しいセーハ」はこちら
https://car.123guitar.net/2019/08/29/post-1168/