やっぱり難しいセーハ!

こんにちは。
今回は「やっぱり難しいセーハ!」という内容で書いていきます。「セーハ」については以前にもこのブログで書いた事がありますが、大事な事なのでもう一度書いていきます。
「コードの難関、バレーコードにコツはあるか?」https://car.123guitar.net/2018/10/05/post-302/

「セーハ」とというのは複数の弦を1本の指で押さえるテクニックです。この「セーハ」というのはギターでもよく使うテクニックです。しかしギターと違う点として「人差し指以外を使うセーハがある」という事です。
ギターでは基本的には人差し指でのセーハしか使いません。ウクレレでは人差し指以外に中指、薬指のセーハをよく使います。

この「セーハ」というのはウクレレを始めてコードがある程度弾けるようになったとき最初にぶつかる難問です。
それでは「セーハ」克服のポイントを考えていきます。

1、楽器の持ち方に問題がないか?

「セーハ」を使用する場合、楽器はある程度高い位置にあるのが望ましいです。楽器が低い位置にあると「セーハ」する時、左手首が極端に内側に曲がってしまい、とても押さえ辛くなります。またネックが水平になるのではなく、ヘッド(糸巻き)が上がっていた方が押さえ易くなります。

2、指の正面に弦をあてるのではない!

「セーハ」の時に勘違いしやすい点として「指の正面に弦をあてるのではなく、指の右側をあてる(人差し指だったら親指側)」という事です。これは指についた弦の跡で確認できます。

3、「セーハ」する指を曲げない!

「セーハ」の音が出ない生徒さんの指を見ていると「セーハの指が曲がっている」という事がよくあります。指が曲がってカーブしてしまうと弦が浮いてしまい、2弦や3弦の音が出なくなってしまいます。「セーハ」の音は真っ直ぐ、もしくは少し反らす位の方がいいです。

3、「セーハ」の音を出す練習と、「セーハ」の形を作る練習は別にする。

曲を練習している状態で「セーハ」の音を出す為に、その場所でリズムに遅れてしまう事があります。優先順位としては、「まずは、そのセーハのコードを遅れずに押さえられるようにする」というのが大事です。音が綺麗に出るには時間がかかります。ですから、まずその形をすぐに押さえられる練習が必要です。

まとめ

「セーハ」の音が綺麗に出るにはある程度の時間がかかります。また「大セーハ」(全ての弦を1本の指で押さえる)では音が出ても「小セーハ」(2本や3本の弦のセーハ)になると音が出なかったりする事もよくあります。
「セーハ」の練習というのは「或る日突然音が出た!」という感じではなく「いつの間にか音が出ているようになっていた、、」という事が多いです。頑張りましょう!