ウクレレの管理について考える(ギターについても)

こんにちは。

今回は「ウクレレの管理について考える」のテーマで書いていきます。
最近は頻繁に乾燥注意報が出ています。ウクレレやギターなどは湿度が40%~50%が良いとされていますが、この時期20%台や30%台はざらです。実際、生徒さんのギター(クラシックギター)の表面版に割れが発生したこともありました。(買ったばかりのギターの為、交換出来たとのことです。良かったです)
日本の場合湿度の変化が激しく楽器には不利な気がします。(そんなこと言っても仕方がないですが 笑)因みに湿度が上がると弦が膨張し音が下がり、湿度が下がると弦が縮み音が上がると言われています。

ではどうすればよいか?

家の湿度管理を徹底し弾き終わったら、湿度調整のグッズの入ったケースにすぐしまう。あまりに湿度が低い時は、ケースから出さずに弾かない!その日の練習は中止!、、、理想的にはこのようになります。
でも変でよすね。何百万円もするような楽器のコレクターの方だったら分かりますが、ウクレレやギターはもっと手軽な楽器のはずです。もっといい意味でアクティブに使うべきだと思います。確かに湿度や温度変化は敏感で弱い楽器はあると思います。ただそれは1部でしかないような気がします。私はこのような湿度管理はほとんどした事がありません。(笑)それは「楽器は弾いてこそ価値がある。弾かない完全な楽器を大事にするより、まずは弾いてあげることが大事。そして弾き続けて万が一故障した場合は修理すればいい」と、このような考えからです。これは車とかと同じ考えです。高級車を買っても乗らなきゃ意味がないです。
湿度の問題と平行してよく言われることとして「弾き終わった時、弦を緩めるたほうがいいのか?」これは昔からいろいろと言われています。「緩めなくても大丈夫」や「必ず緩める」や「緩める事はするが緩めすぎない」などです。

私の考えではウクレレの場合、弦を緩めなくてもいいと思っています。ウクレレはギターと違い弦の張力がそんなに強くないからです。(私は緩めた事ないです!)

ただギターの場合は事情が違ってきます。この場合問題になるのは「アコースティックギター系」です。とくにフォークギターは弦の張力が強く張りっぱなしの場合、ネックが反ったり、ボディーが浮いてきたりします。(ナイロン弦のクラシックギターでも同様です)
しかしこのような事は必ず発生するのでは無く個体差があります。私の教室では同じメーカーの同じ品番のクラシックギターを2本持っていますが、1本はボディーの浮きが発生し弦高が高くなりましたが、もう1本は全く問題ないです。(2本ともまったく弦は緩めていません)

結論としては「アコースティックギター系は弾き終わったら弦を緩めた方が安全です。緩める程度は半音から1音位で十分だと思います。ウクレレは緩めなくてもOK」

また次回

AlainAudet / Pixabay