ウクレレ、ハイコードを覚える! ルート音にこだわる!

こんにちは。
今回は「ウクレレ、ハイコードを覚える!」というテーマで書いていきます。
ハイコードというのは開放弦を使わないコードです。(Cm7やBなどです)普段何気なく使っているコードだと思いますがこのハイコードは「フレットをずらしていくと他のコードになる!」という、とても便利な構造をしています。今回はこの便利な「ハイコード」を解説していきます。(ウクレレはLow-G推奨)

今回は「ルート音」(根音)に注目してコードを覚えていきます。本来、和声的にはルート音や5度の音は省略しても構わない場合がありますが、(和声的に重要な音は3度と7度)今回は逆に「ルート音を軸にコードを探していく」というやり方をします。

ウクレレのコードを覚え難くしている原因の1つに「ルート音がそのコードの最低音になっていない!」これがあります。例えばHigh-GでGのコードを弾いたとします。(4弦開放弦、3弦2フレット、2弦3フレット、1弦2フレット)この場合、正確にはG/Dとなります。4弦の開放弦の音はG(ソ)です。一見4弦の音が最低音のような錯覚をおこしますが、音の高さは2弦の3フレットのG(ソ)と同じ高さです。結果、3弦2フレットのD(レ)が最低音となります。Low-Gの例だとCのコード(4,3,2弦開放弦、1弦3フレット)は正確にはC/Gとなります。
ですからまずルート音を探しそこからコードを導き出すようにしていきます。ちなみに「ルートの音からコードを探す」という事をしているうちにに指板上の音をだんだんと覚えていきます。

(図1)は4弦がルートのコード(1弦がルートと考えてもいいです)

(図2)3弦がルートのコード

(図3)2弦がルートのコード

(ちなみに図1のCm7、C7などあまり一般的な押さえ方ではありませんが「ルートが4弦!」という事にこだわった押さえ方にしています)

これらのコードは上記でも書きましたが「ハイコード」の為「ずらせるコード」となります。コード進行が半音で進む時などは是非使ってみるといいと思います。また「ハイコード」は音の切れが良いので曲想によっては効果大です。
ただ「ハイコード」はフレットを上昇していくにつれて指を押さえる幅が狭くなるので実際使えるコードは限られてきます。ですから実際の演奏では「ローコード」(開放弦を使うコード)
と、うまくミックスして伴奏をするのが良いかもしれません。

今回の「ハイコード」の覚え方は「ルートの音」にこだわった形をとっています。今後の「コードの覚え方」や「コードの構成音の把握」などのヒントになればいいと思っています。

「ウクレレ、コード練習方法」はこちら
https://car.123guitar.net/2018/11/22/post-471/