ウクレレで音楽理論は必要か?

こんにちは、
今回は「ウクレレで音楽理論は必要か?」というタイトルで書いていきます。
私の教室では「音楽理論」という内容でレッスンを行うこともあります。jazzギターの生徒さんが受講することが多いです。

ではウクレレを演奏する上で「音楽理論は必要か?」を考えていきます。

答えとしては「音楽理論を知らなくても弾けます!ただ音楽理論を知っていると、演奏に対する自信と興味が上がります」

ですから興味があれば「音楽理論」を勉強するのはとてもいい事です。
しかし、「音楽理論を独学で勉強する!」というのは結構大変です。「音楽の理論を文字で表記する」という場合、言い回しなどが難解になり「よくわからない?」となりがちです。(ただ最近ではわかりやすい理論書も出版されています)

ちなみにウクレレの教則本で理論面が充実しているものはほぼ無いです。例外は「ハーブオオタ.ウクレレ教本」位です。この本はタブ譜はありません。曲なども音符で表記されています。とても硬派な教本です。(笑)私の教室では以前この教本を使っていました。理由としてはこの教本位しか「ウクレレ教本」と呼べる本がなかったからです。

音楽理論を勉強するには大きく2つのコースがあります。一つは「クラシック系の理論」です。和声や対位法などです。もう一つは「ポピュラー系の理論」です。こちらは、スケールやアドリブの理論です。

ですからウクレレの場合「ポピュラー系」の音楽理論を勉強することになります。今の理論書は最初の初歩からスタートするように編集されていると思います。ですから一冊一通りマスターしたらかなりの知識が身につくはずです。

私が音楽学校に行っていた頃はまず「楽典」を勉強させられました。次に「ジャス系の理論」さらに「上級の理論」となっていました。
「楽典」の授業の頃は受講する生徒は多数いたのですが、「ジャス系の理論」になるとだいぶ減り、「上級の理論」になると「受講者が私1人!」という事もありました。(笑)
広めの教室に先生と私だけの状態となり、とても緊張して受講していた思い出があります。

また「音楽理論」を勉強する時の注意事項として、「鍵盤がないと理解が難しい事がある!」という事です。弦楽器の場合、音の配列が鍵盤楽器のように規則的に見えづらい為です。「音の度数」などは鍵盤の方が遥かにわかりやすいです。ですから本格的に「音楽理論」を勉強するならば鍵盤は必要です。

いろいろと書いてきましたが勘違いしないでいただきたいのは「音楽理論を知らなくても良い演奏は出来る!」という事です。やはり実際の演奏が一番です。音楽理論はそれの補助になります。