ウクレレブルース実践編です。

こんにちは。

今回は前回の続きになります。前回はブルースの説明とブルーノートスケールについて説明しました。今回は実際ウクレレの指板上で確認していきます。

Aのブルーノートスケールは5音階のスケールです。音はラ、ド、レ、ミ、ソとなります。
指板上ではこんな感じです。

(ちなみに画像はLow-Gです。ブルースを弾く場合、Low-Gの方がHigh-Gより音域が広いので有利です。もちろんHigh-Gでも可能です。)

まずは、この音階を弾いてみましょう。最初は「ん、、?」という感じですね。とりあえず何回か弾いて覚えましょう。実は、単にこの音階を弾くだけだとよくわからないと思います。笑

そこでコードです! (Aのブルース)
|A7|D7|A7|A7|D7|D7|A7|A7|E7|D7|A7|E7|
まずは、この12小節のブルースのコード進行を録音します。1小節に4つずつコードを刻んでいきます。
(A7,A7,A7,A7|D7,D7,D7,D7|~)こんな感じです。このコードを鳴らしながらスケールを弾きます。最初はスケールを上がっていったり、下がっていったりの繰り返しでかまいません。
慣れたらスケールの音を適当に弾きます。順番は関係ありません。コードがD7やE7に変わってもこのスケールの中の音を弾いているのであれば、音ははずれません。弾いているうちに「ブルース」らしい感じが出てきたと思います。ただこの指板の場所だけだとあまりに単調なので指板を広く弾けるようにします。

画像を見ていただくと、スケールを5のグループに分けています。(ポジションと言います)
どのポジションも音はラ、ド、レ、ミ、ソとなります。ポジションは5つあります。5つ覚えれば指板全体をカバーできます。
アドリブのポイントはポジションの移動にあります。1のポジションからスライド(弦を滑らせて次の音に進むテクニック)を使い、2のポジションに移動するのです。5つのポジションを自由に使えれば表現が広がります。

次は♭5の音を使います。下の画像の白丸が♭5の音です。(ミ♭になります)
この音はブルーノートペンタトニックスケールには入っていない音なのですが、よく使われる音です。この音を使うとかなりブルース感が上がります。是非使いましょう。

まとめです。
ここまでをマスターすればかなりブルースが弾けていると思います。ここで重要なことを提示します。「ブルースのコツはフレーズにあり」です。ようするにスケールを気分のまま弾くだけではダメなのです。「スケールをフレーズ化する」これが大事です。ブルースの名手といわれる人の音源を聞きフレーズをまねし、習得していく事が大事です。

また次回。

「ブルース その1」はこちらhttps://car.123guitar.net/2018/10/18/post-323/