こんにちは、
今回は「Am7とC6は同じ?」というテーマで書いていきます。ウクレレの練習を始めてていくといくつかの難所に突き当たります。その一つが「コードの種類が多すぎて覚えられない!」というのがあります。ウクレレのコード表などを見ると、「えっ、こんなにコードって種類があるのですか!とても覚えられる気がしません!」などと言われます。(笑)
コードの覚え方はいろいろあると思いますが、教室ではまず「トライアード」(3和音)のメジャーとマイナーを覚えるようにしています。次にセブンスコード、マイナーセブンスコードに進んでいきます。(このあたりの事は以前ブログに書きました)
今回は「コードネームが違っていても、コードの構成音が同じ、よって同じコードとして捉える!」というタイプのコードを紹介します。
1、Am7とC6、A#m7とC#6、、、
マイナーセブンスコードとシックスコードは同じ構成音を持っています。例えばAm7とC6で考えてみると、
Am7の構成音、ラ、ド、ミ、ソ
C6の構成音、ド、ミ、ソ、ラ
となり構成音は同じです。半音上げていっても同じになります。
A#m7の構成音、ラ#、ド#、ファ、ソ#、
C#6の構成音、ド#、ファ、ソ#、
ラ#、
ですからマイナーセブンスコードをからシックスコードを導き出すことが可能です。覚え方としては、マイナーセブンスコードの短3度上、フレット4つ上(1フレットに人差し指を置いたら小指の音がシックスコードのルート音)となります。例えばF m7からシックスコードを導き出すと考えます。Fm7のルート音のF(ファ)は2弦1フレットです。ですからここに人差し指を置きます。指一本ずつフレットに置くと小指は2弦4フレットになります。この音はラ♭(ソ#)となります、この音はシックスコードのルート音です。
ですからFm7はA♭6(G#6)となります。ちなみにこの関係は「平行調」という関係になっています。(ここでは書いていないですがメジャーナインスのコードも入れ替え可能です。Am7=C6=FM9)
2、Am7♭5とCm6
この関係も上記の解説と同じです。
Am7♭5の構成音、ラ、ド、ミ♭、ソ
Cm6の構成音、ド、ミ♭、ソ、ラ
となり構成音は同じです。半音ずつずらしても同じ関係です。
実際の演奏ではC6をC、Cm6をCmに簡略化して演奏しても問題無い事が多いですが、とりあえず、そのコードを知らないで簡略化するより、知っていて簡略化する方が演奏に説得力が出ますので、シックス系のコードの導き方は覚えておくといいと思います。(ナインスのコードも入れ替え可能です。Am7♭5=Cm6=F9)
また次回