「アルゼンチンタンゴ」を演奏してきました!

こんにちは。
昨日銀座のリベルタンゴというお店で演奏をしてきました。
今回はアルゼンチンタンゴ中心のプログラムでした。編成はピアノとギターのデュオです。今回は全てクラシックギターを使っての演奏でした。
私自身「アルゼンチンタンゴ」についての知識が無く、このイベントが決まってから猛勉強しました。(笑)

「タンゴ」といっても「クンパルシータ」などのスタンダードナンバーとタンゴの革新者ピアソラなどでは曲想やスタイルなどが全然違います。タンゴのスタンダードナンバーでは比較的にゆっくりとした曲が多く、(四分音符で60位)の曲が多いです。また和声も比較的シンプルです。しかしピアソラなどではジャスやクラシックまたは現代音楽などの要素を取り入れて「ピアソラのタンゴ」という地位を築いています。

ビートの感じ方もジャスのような拍の2拍目、4拍目を意識するのではなく、表の拍(1拍目、3拍目)に重きがあるよう感じです。ちなみに8分の8拍子というのもあります。

奏法としては「ラスゲアード」がポイントです。「ラスゲアード」はフラメンコギターでよく使われる奏法です。クラシックギターやウクレレでもよく使われます。奏法を簡単に説明すると「右手を握った状態から指を一本ずつ開いていき、爪の場所で弦を弾く」このような奏法です。
これも音楽のジャンルによってやり方が違ったりします。

このような「イベント」で神経を使う事として「音響の問題」が有ります。エレキギターなどアンプを使う楽器の場合はそれ程大変ではないのですが、クラシックギターやウクレレのような生の楽器は大変です。
基本的にはマイクを立てて音を拾ってもらう感じになります。
今回もこの感じで演奏しました。ただ今回はクラシックギターに貼り付け式のピックアップを使用しました。この貼り付け式のピックアップはとても便利でウクレレでもたまに使っています。

「マイク」の弱点として「手元でボリュームやトーンの操作ができない」というのがあります。例えばリハーサルで丁度良い音量であったとしても、お客さんが入ると音量が落ちたような感じになったり、音が吸収された感じになってしまう事はよくあることです。そんな時手元にモニターを兼ねたアンプがあるととても便利です。

ちなみにウクレレの場合はピックアップ内蔵を使っているので「マイクを使う」という事はなくなりました。
ただマイクの音というのは上手くセッティング出来ればかなりいい音になります。