こんにちは。
今回はjazzスタンダードの名曲「All The Things You Are(オール・ザ・シングス・ユー・アー)のアドリブ研究」というタイトルで書いていきます。
ちなみにこの曲は36小節のサイズです。
内容的にはテーマとアドリブ1コーラスで演奏しています。
(メロディー、コードは「ジャズ・スタンダード・バイブル」リットーミュージックを参考にしました)
アドリブ開始の37小節目から解説していきます。ちなみにテーマ部は「後ノリ」(レイズバック)で弾いています。
オール・ザ・シングス-1
オール・ザ・シングス-2
オール・ザ・シングス-3
オール・ザ・シングス-4
解説!!
37小節目(Fm7) Fエオリアンスケール。1拍目裏アプローチ音(刺繍音)
38小節目(B♭m7) B♭ドリアンスケール。1拍目2拍目裏、いわゆる「飲む音」ゴーストノート
39小節目(E♭7) E♭ミクソリディアンスケール。
40小節目(A♭M7) A♭イオニアンスケール。
41小節目(D♭M7) D♭リディアンスケール。
42小節目(Dm7♭5.G7) 前半Dロクリアンスケール。後半G hp5スケール。
43.44小節目(CM7) Cイオニアンスケール。
45小節目(Cm7) Cエオリアンスケール。2拍目アプローチ音
46小節目(Fm7) Fドリアンスケール。2拍目アプローチ音
47小節目(B♭7) 前半はB♭ミクソリディアンスケール、もしくは前のFm7のドリアンスケールが侵入。後半はB♭オルタードスケールの#9thと♭9thをクロマチックで繋ぐ。
48小節目(E♭M7) E♭イオニアンスケール。
49小節目(A♭M7) A♭リディアンスケール。
50小節目(Am7♭5.D7) Am7♭5無視でDオルタードスケール。
51小節目(GM7) Gイオニアンスケール。1拍目裏アプローチ音
52小節目(GM7) Gイオニアンスケール。
53小節目(Am7) Am7.11のコードと5th
54小節目(D7) D7.♭9.♭13のコードと♭9th
55小節目(GM7) Gイオニアンスケール。
56小節目(GM7) Gコードトーン(ルート、5th)に半音下からアプローチ。
57小節目(F#m7♭5) F#ロクリアンスケール。2拍目アプローチ音
58小節目(B7) B hp5スケール。
59小節目(EM7) EM7の3th。4拍目は次のC7のルートと9th
60小節目(C7) Cホールトーンスケール!
61小節目(Fm7) Fエオリアンスケール。
62小節目(B♭m7) B♭ドリアンスケール。1.2拍裏はいわゆる「飲む音」(ゴーストノート)
63小節目(E♭7) E♭オルタードスケール。1拍目裏、テンション同士をクロマチックで繋ぐ。
64小節目(A♭M7) A♭イオニアンスケール。
65小節目(E♭M7) D♭リディアンスケール(コードトーン)
66小節目(D♭m7) D♭ドリアンスケール。
67小節目(Cm7) Cロクリアンスケール。1拍裏.3拍裏アプローチ音
68小節目(F7) F hp5スケール。
69小節目(B♭m7) B♭ドリアンスケール。
70小節目(E♭7) E♭ミクソリディアンスケール。後半は次のA♭M7のコードトーン先取り。
71小節目(A♭M7) A♭M7の3thとルート
全体的にスラー(ハンマリング、プリング)を多用しています。遅いテンポの練習時、音符がビートに対して前にいかないように注意!
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スタンダード曲の「Huse-A-Bye(ハッシャバイ)」のアドリブ研究 はこちら