ウクレレ、アルペジオ特訓!

こんにちは。
今回は「ウクレレ、アルペジオ特訓」というタイトルで解説していきます。(Low-G推奨)
アルペジオはウクレレ伴奏のバリエーションを広げる大事なテクニックです。是非、修得しましょう。

今回はクラッシクギターの課題をウクレレ用に直して(編曲して)練習していきます。
ギター版はこちらhttps://car.123guitar.net/2020/06/08/post-1812/
使う課題はF・カルリの前奏曲を使います。F・カルリ(フェルディナンド・カルリ、1770~1841)はイタリアで生まれパリで活躍したギタリスト、作曲家です。F・カルリの作品はギターの教本等には必ずと言っていいほど取り上げられています。教育的な作品も多いです。

まず和声の進行は|C|F|G7|C|Am|Dm|G7|C|の8小節です。因みにF・カルリのオリジナルは|C|G7/D|G7|C|Am|Dm|C/G.G7|C|です。(少し変えています)

まずは「基本形」から初めていきます。和音の連続になります。ポイントは和音がずれて聞こえないようにします。和音を一塊で発音するイメージです。とくに1弦を担当する薬指(a)の音を意識するようにします。

それでは各課題の注意事項を説明していきます。(各課題はできれば暗譜で、、)
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1、上昇のみのパターンになります。音の粒をなるべく揃え、薬指(a)の音をはっきりと発音します。なお4弦親指(p)、3弦人差し指(i)、2弦中指(m)、1弦薬指(a)で弾きます。(1,2,3,4,5,6のパターンまで、7、8は運指がかわります)

2、下降のパターンです。このパターンも薬指(a)の音がポイントになります。(a)の指は力が弱いです。にもかかわらず一番目立つ1弦を担当します。しっかりと音を出しましょう。

3、1と2をミックスしたパターンになります。3連符になっているのでリズムに注意です。慣れたら(a)の指をアポヤンド(隣の弦にもたれかかる弾き方)しましょう。

4、曲の伴奏でよく使うパターンになります。慣れれば意外と弾き易いパターンです。これも慣れたら(a)の指をアポヤンドで弾いてみましょう。難易度が急に上がります。(笑)

5、4のパターンの反対にしたようなパターンです。このパターンは指が覚えるまで多少の時間がかかるかも知りません。とても練習になるパターンなので頑張ってものにしましょう!楽に弾ける方は(a)の指をアポヤンドで弾いてみましょう。

6、このパターンは(a)の指を鍛えるのに最適なパターンです。かなり弾きづらいと思います。慣れたらスピードアップです。

7、3フィンガーのパターンになります。これは親指の弦移動がポイントです。手自体が揺れやすいので注意です。手は固定で指で弾きます。(2弦は人差し指(i)、1弦は中指(m)で弾く)

8、7のパターンの逆です。注意事項は7、と同じてす。(2弦は人差し指(i)、1弦は中指(m)で弾く)

因みに(a)の指のアポヤンドを使用するのは3、4、5、です。もちろんアポヤンドを使わなくてもかまいません。全てのパターンにおいて8小節目のCのコードは2拍アルペジオで次の2分音符を和音で弾きます。

「ウクレレでできるかな?アルペジオ練習」その1はこちら

https://car.123guitar.net/2018/10/27/post-363/
「ウクレレでできるかな?アルペジオ練習」その2はこちら
https://car.123guitar.net/2018/10/29/post-374/