こんにちは。
今回は「練習と指の痛み!」という内容で書いていきます。
生徒さんの中には指を故障している方がいます。音階練習などをしていても「今日は指の調子が悪いです。」や「指に少し痛みがあります!」などと言われることがあります。大抵は深刻な病状ではなく「指の疲労」の原因が多いです。
ある生徒さん場合、仕事で1日中パソコンの業務をしているため、仕事終了後、レッスンに来る頃には「指の疲労がピーク!」とのことでした。
このような場合は指の負担になるような基本練習はカットしてレッスンをします。
私も指の故障には悩まされました。私の場合「職業病」のようなものなので(笑)しょうがない感はありますが、、
指の故障しやすい部位としては左手小指、左手の親指の付け根付近が挙げられます。
左手小指の故障の場合は「指の拡張」が原因です。普段の生活で小指を拡張することはまずありません。しかしウクレレやギターを弾くときは普通に「指の拡張」はあります。
弾いている時に痛みが出た場合は、弾く事を中断出来るので、まだマシです。
その時は大丈夫でも後から痛くなる場合は厄介です。痛みが長引く事があります。
親指の付け根が痛なる場合は「力の入れ過ぎ」が原因の場合が多いです。
ちなみに指の疲労が進むと腕の方に痛みが広がる事があります。
私は左手の小指が故障しています。これは昔からです。普通に弾くには問題ないのですが小指を酷使するフレーズなどを弾くと痛くなったり動きが悪くなったりします。また右手薬指も疲労が溜まると痛くなったりします。
「指が痛いのに無理して弾く!」これが一番良くないです。ちょとでも指に違和感があれば休ませる事が大切です。やっかいなのが「昨日は指が痛かったのに今日は全然大丈夫!」と思い、練習を開始します。するとまた痛みが発生します。このパターンを繰り返しているうちに、病状が悪化してしまいます。
指の故障は「力の入れ過ぎ」が原因の場合が多いと思います。普通から「必要最小限の力」で弾くように心がける事が大切です。(これはとても難しいので、とりあえずイメージするだけでもいいと思います)
また「弾く時の姿勢」「フォーム」なども「力の入れ過ぎ」に多いに関係があります。私の経験上ポイントは「前屈み」にあると思います。猫背になり楽器を抱え込むような姿勢だと、どうしても力が入りやすくなります。
ただ「力が抜けた状態」というのは、スポーツなどのように「力が入った状態を経験し、後に力が抜けた状態に移行していく」という事なのかもしれません。ですから、ある程度「力が入った!」というのは、しょうがないのかもしれません。