こんにちは。
この間「江戸川セッションクラブ」という企画をやりました。これは私がFacebook上で作ったグループです。主旨としては「他の人と演奏してみょう! 」という考えから始めました。基本的には生徒さん中心ですが外部の方も参加していただけました。
楽器をやっている人で、アンサンブルやバンドをやっている人は、意外と少ないのではないかと思います。「セッション」の形を使って「他の人と一緒に演奏してみる」これはとても良い勉強になると思います。
今回はギターが中心でした。曲は「ブルース」や「ジャズスタンダード」(簡単な曲)を演奏しました。Facebook上で選曲を事前に告知していましたのでスムーズに運びました。「他の人と一緒に演奏する機会がほとんど無い」という方もいらしてとても緊張されていました。
楽器の練習は基本的に一人でこつこつとやるものです。講師や先生に教えてもらうだけではなく、自宅での練習は必須です。ただ一人では出来ない練習があります。それは「人と合わす」という事です。これはとても大事なことです。例えば知り合いの人に歌ってもらうとします。そして、あなたがウクレレで伴奏をします。この時一番大事な事は「相手をよく聞く」これなのです。もちろん「間違えずに弾く」「テンポを一定に」なども大事な事です。しかし「人と合わす」時一番だいじな事は「お互いの音をよく聞く」これなのです。自分一人で練習していると、なかなか「人の音を聞く」という事が実感出来ないと思います。ですからこういった機会を使い実感していただければと思っています。
他の人と合わす時というのは、「自分の演奏はすでに出来上がり、相手の音に合わせていく」という作業です。半分以上の意識は「相手の音を聞く」というぐらいでちょうどいいと思います。
最終的には相手に対する「思いやり」や「気持ちよく演奏させてあげる」などに通じると思います。
因みに、私の師匠はレッスンの時「心を込めて伴奏をしなさい」と言っていました。今でもよく覚えています。ウクレレは本来、伴奏楽器です。旋律や歌を支えていく仕事です。極端にいうと歌が間違えても何事もなかったかのように合わせていくべきです。自分の方が正しいからと言って合わせなければ曲自体が崩壊してしまいます。
人と合わせてみると音楽がメトロノーム練習とは全く違っていることに気が付くと思います。(もちろんメトロノーム練習も大事ですが)
機会があれば他の人と演奏してみましょう。
また次回。